こんにちは。
みなさん、家づくりは順調でしょうか?
このブログを見ていただいている方は、もしかすると今週末、見学会に行ってくるとかハウスメーカーから結論を求められている方もいるかもしれません。
いつか建てたいけど、まだ家づくりの一歩が踏み出せていない人もいるでしょう。
今回は、そんな方々にここだけは押さえてほしいことを時系列で解説しておきたいと思います。
住宅営業マンだからできるアドバイスをしていきます。少しあざとい交渉術も記載してますがかなり効果的です。
是非参考にしてください。
今回の内容は非常に大事。
押さえるべきことを、独自の目線で解説していきます。
これを押さえることで、住宅建築がかなり有意義になります。
是非、参考にしてください!
1. 家づくりのハウスメーカー決定までの流れが分かる。
2. 今後の家づくりを有利に進める為の、各手順の「抑えるべきこと」が分かる。
・ハウスメーカーを決めるまでの流れ
①動き始めはここを押さえるべき!
②住宅展示場ではここを押さえるべき!
③実例見学ではここを押さえるべき!
④商談中はここを押さえるべき!
⑤最終的にハウスメーカーを決めるときはここを押さえるべき!
・まとめ
ハウスメーカーを決めるまでの流れ
家づくりを始めようと思ってから、ハウスメーカーを決めるまでの流れを解説していきます。
「何から始めていけばいいのか分からない!」という方は多いのではないでしょうか?
まずは、基本的な流れを解説していくので、参考にしてください。
もう話が進んでいる方は、今の状況の項目まで飛ばしていただければと思います!
基本的な流れは、以下のような流れです。
大体の流れは、こんな感じです。抑えるべきことも含め、各項目を早速解説していきます。
①「家族会議」家づくりの動き始めはここを押さえるべき!
まずは、最初のステップです。
家づくりにおいて、実はここがとても重要なのですが、このステップを踏まない人が多くいます。
ほとんどの方が、何も考えずに「とりあえず住宅展示場に行ってみよう」という形で見学に行きます。
これも悪いわけではないのですが、ハウスメーカーごとに色々な売りがありいろんな話をされるので、「どのような家が必要か?」を見失ってしまう可能性があります。
例えば、家族が増えたのでアパートが手狭になって家づくりをしたいと思ったのに、選んだハウスメーカーの金額が高く、家の大きさを小さくして建てた。など、よく聞きます。
なので、まずは漠然とでいいので、家族会議をして、自分達の家族にはどんな家が必要かを話し合いましょう。
要は、家づくりにおいて「どの勝ち組を目指すか?」です。
それによって、最初に見学するハウスメーカーが変えるなど、行動の仕方を変えるべきですので、本当にここは重要な所です。
以前のブログでも紹介しましたので、よかったらこちらも参考にしてください。
目指したい方向に、ブレずに効率的に向かうための家族会議ですね。
とにかくお値打ちに建てたい場合は、大手ハウスメーカーには近づかない方が良いですし、高級感があるデザインや超高性能の住まいにしたい場合は、ローコストメーカーには見学に行かなくていいと思います。
そして、次に重要なのはリサーチです。
どの方向性で行くか決まっても、どのハウスメーカーがどんな家を造っていて、価格帯がどのくらいかも分からなければ行動ができません。
住宅会社はかなりの数があって、どこに行けばいいか分からないことが多いです。
その為に、まずはいろんな手段でリサーチしましょう。
最近は口コミサイトもありますし、住宅本などでも事前調査をできます。
大手ハウスメーカーから地場のビルダーまで提携している会社の一括資料請求なども効果的です。
カタログなどの資料請求もできますし、中立の立場で予算感や間取りを提示してくれる会社もあります。
タウンライフ家づくりや持ち家計画などが使いやすいですね。
こういうものを利用して、まずはどのハウスメーカーが理想に近いのかを何社かピックアップし、見学に行ってみるというのが理想的です。
②「住宅展示場または店舗に相談・見学に行く」ではここを押さえるべき
家族会議で、まずはどのハウスメーカーに行くかを決めたら、次は実際に住宅展示場や店舗に相談・見学に行きます。
「住宅展示場」というのは、色々なハウスメーカーが入っており、一度でたくさんのハウスメーカーを見学できる、住宅版百貨店みたいなものですね。
「店舗」というのは、一つのハウスメーカーやハウスビルダーがやっている単独の住宅展示場のようなものや相談窓口のことです。住宅展示場が百貨店なら、こちらは路面店のようなものですね。
それでは、相談・見学に行きましょう。
住宅展示場や店舗に行く際は、とりあえず流し見したい時は平日。じっくり話を聞きたい時は土日の開店時間や、できれば予約をしていくことをお勧めします。
これは平日であれば受付スタッフの方が接客されることであまり売り込みされないこと、土日の開店時間や予約見学では経験豊富な売れている営業マンが話をしてくれる確率が高いので、じっくり話を聞きたい場合はお勧めです。
家づくりをする上で、「仲間探し」は非常に大切なのでこれは必ず行った方がいいです。
できる限り、売れている「トップセールス」に担当してもらう方が、効率よく家づくりを進めれます。
住宅展示場で抑えるべきは、そのハウスメーカーの売りと価格帯は最低限聞いておくといいでしょう。
家族会議で決めた勝ち組への方向性を外れないかを見極める為です。
また、最初に見学した時から商談を見据えることが重要です。
個人的に、契約直前で言うことは非常に重要なので何個も要望を言えません。
例えば、「あと何万円金額が下がったら契約するのですが」が最後の交渉の台詞とします。
こういう最終局面で、たくさん要望を言っても聞いてくれないです。
なので、最初から少しずつ小出しに伝えてアピールします。
見学した展示場をとても気に入った場合は「この展示場を設計した設計士に家を作ってもらえたら嬉しい」など、「仲間探し」の面を強調しておくことや、「できる限りお得に建てたい」など「金額」の面を強調しておくことが大切です。
売れている営業マンは敏腕ですから、きっとこういう言葉を覚えており、最終的に良い提案をしてくれるはずです。
少しあざといですが、小出しにしていくことはかなり重要です。
積極的に活用して行ってください。
また、これは人によるのでしょうが、とりあえずこっちの内情(予算感など)はとりあえず話しすぎない方がいいと思います。
商談を見据えることになりますが、交渉ごとは後出しジャンケンが有利に働くことが多いです。そのハウスメーカーの正確な価格帯もわかっていない状態で、こちらの内情を話して足元を見られたりするのは嫌ですよね。
話を聞いて、理想が叶いそうだったら次の実例見学に進みましょう!
③実例見学ではここを押さえるべき!
実例見学では、実際に建っている家の雰囲気を確認します。
住宅展示場の建物はとにかく広く豪華に作られていることがあるので、実際に建てられる現実味のある建物はどんなものかは絶対見に行きましょう。
見学中は、仮にここに住んだら「どういう生活ができるか」をイメージして見学してください。
帰宅した後はどういう行動をするのか、家にある衣料品はこのくらいの収納で収まるのか、家事のしやすさはどうなのかなど、生活のひとつひとつを切り取ってイメージします。
そうすると、このくらいの大きさの建物で十分なのか、このくらいのグレードの建物でいいのかなど、具体的になっていきます。
今後、プランニングをしてもらうときの参考になるので、なるべくイメージを膨らませて見学しましょう。
抑えておくべきことは、この建物の金額はいくらなのかをできるだけ正確に聞いておくことです。
それが、建物の金額なのか、どこまで含んでいるのかも聞いておきましょう。
そういう金額を聞くと、少しずつ実際の建物の予算感も見えてきます。
最終的に商談で提示される金額が、妥当なものかの判断基準のひとつにもなります。
ここ重要です。自分達がこのハウスメーカーで建てれる金額なのかの基準になることと、今後の商談時に提案された見積もりと比較して、割高かどうかも判断できる基準になるかもしれません。
ここでも先ほど住宅展示場で抑えるべきとしていた「商談を見据えた話」も小出しにしておきましょう。
実例見学でも、いい感じだと思ったら次はいよいよ商談です。
④商談中はここを押さえるべき!
いよいよ商談ですね。
ここでは、間取りや見積もりを提示してもらいます。
自分だけの間取りを設計してもらうと、テンションが上がってしまい、今すぐにでも決めてしまいそうな気持ちになりますが、少し抑えてください。
そういう面も含めて、1社だけでなく、数社で商談をしていた方がいいかもしれません。
ただ、4社も5社も商談するのは骨が折れますし、本命の会社から本気度が薄いと感じられるのも嫌ですのである程度絞って商談した方がいいと思います。
1社だけだと、その1社の言い値になってしまうこともあるので、競合ありきで商談を進めた方が良いです。しかし、その数を増やしてしまうとかなりしんどいです。商談している相手にも印象が良くないケースもあります。
商談で抑える内容は、まずは自分達の要望をどこまで聞いてくれるかを確認することです。
今まで商談を見据えて小出しにしていた話がボディーブローのように効いているはずです。
どこまで対応してもらえるのかを必ず確認しておきましょう。
その中でも、設計士に関することは確実に押さえておきたいです。
できれば直接会って、どのような人物なのか、今までどのような実例があるのかなどを確認しておいてください。
設計士は本当に重要です。
最終的に契約を迫られるタイミングでは、こちらの要望や不安なことなどは言えなくなるので、このタイミングで細かいところまで聞いておきましょう。
今までの「要望の小出し」は、このタイミングの為の布石だったんですね。
おそらく営業マンは、今まで要望を出したら、それを承認してきたはずです。
今までの要望のおさらいをして、本当に聞いてもらえているかのおさらいをここでしてください。
なんかちょっと「あざとい」ですけどね。
その上で、納得すればハウスメーカーを決定していきます。
⑤最終的にハウスメーカーを決めるときはここを押さえるべき!
最終的にハウスメーカーを決める時が来ました。
緊張しますね。
いつまでも悩んでも仕方がないので、ここでは勢いも必要です。
ここまでくれば、あとは勇気を出して飛び込むことです。
ハウスメーカーを決めるタイミングでは、最後の交渉になります。
これまでに小出しにしていた要望は聞いてもらっているはずです。
一応、あと少しでもサービスをしてもらえないかを確認します。
これは絶対した方がいいと思いますが、流石に言い過ぎは禁物です。
最終的なパートナーになり、家づくりを一緒にしていくので嫌な思いをさせたくありません。
控えめに、A社と迷っているのですが、あともう少しだけどうにかなりませんか?程度でしょうか。
ハウスメーカーを決めるとき必ず抑えておきたいことは、「感謝」です。
これまで色々とアドバイスしてくれてありがとう。無理を聞いてくれてありがとう。どうぞこれからもよろしく。
このような気持ちを伝えておきましょう。
営業マンも人間です。
こういう言葉を聞くと、人はより一層頑張りたくなります。
ここも少しあざといですが。
営業マンとの付き合いは、契約までで終わりではなく、契約後、着工後、引き渡し後までずっと担当者になります。
ここから、良い関係を作っておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
このように、ハウスメーカーを決めるまでに、それぞれのタイミングで押さえるべきことがあります。
今回の内容は、本当に重要です。
是非、実践して、理想の家づくりをしてください!
皆さんの家が素晴らしい家になるように、今日も応援しています!
・ハウスメーカーを決めるまでに、それぞれのタイミングで押さえるべきことがある。
・まずは、動き出しを何となくで始めないこと。
・要望は最初から小出しにしておくこと。ボディーブローのように商談時に効いてくる。
・ハウスメーカー決定のタイミングでは、営業マンに感謝を伝える。照れますが。